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1907年、ワイキキビーチの一等地にオープンしたハレクラニは1970年代に三井不動産に買収された。永年なじまれたバンガロー群によるホテルの佇まいは時代の流れにそぐわず、と周到な計画により内陸から海岸への高低の流れをうまく採りいれた中高層建築(設計KSLW社)に、高質にして単純明快なインテリアデザイン(設計Robert Egan, ASID)、UCIはブランド、グラフィック、サイン計画を担当した。ブランドのテーマは試行錯誤の後、亜熱帯の花であり世界に広く愛されている蘭の女王といわれるカトレアに決定(UCI独自の事前のリサーチで世界のホテルのマークに蘭の使用例がない事実を確認)。

付帯施設のアイデンティティ、サインシステムの構築に続き長径85フィート楕円プール底面のモザイクデザインをてがけた。モザイクのモチーフを蘭とし、ブランドリサーチ時点で記録に撮っておいた個人栽培場の「完璧なオーキッド」のスライドを鉛筆画のトーンに置き換え換え10種のブルートーンのガラスタイル番号で照合した。コンピュター導入はまだなされておらずイタリア人モザイク師が伝統技法で参照番号と眼を頼りにグリッド方式で成し遂げた。

2cmX2cmのタイルを125万個要したといわれる。完成後、その視覚効果が話題となり様々なメディアに取材されたが、そのなかでもデボラ・グッシュマンが或る雑誌に「ワイキキで一番大きな花」と表現したのが印象に残る。なるほどグーグル・アースの衛星写真でプールの中のカトレアが識別できた。イヒラニ、グランド・ワイレアとともに宇宙からみえるUCI作品といえる。

ホテルのオープン後20数年間、監修契約によりデザインポリシー維持につとめる。

第一ホテル東京

ハレクラニ

ハヤシバラ グループ

ホテル西洋銀座

コオリナ・ゴルフ クラブ

シャイドラー・グループ

アーバンリゾート昭和の森